ふと ふと思ったいつからこれが出来なくなったんだろうか止まる事なく生活していく中でやめたことなんてないのにいつの間にかするりと隙間から抜け落ちたような何かを手に取るときに代わりに落としてきたような気がつけば無くしてしばらくになるようだ 無くしました、なんて言えないしいつか元に戻るなんて考えられないしだとしたらどうしようどうしよう いつの間にか私はそれがさも”ある”かのように当たり前ですよ、という顔で何も知らない人たちの中に溶け込んでいる現状をふと、思い出した。 卑怯だろうか。後で痛い目を見るんだろうか。わからないけど、 ふと、思い出さない間は 必要とされている。輪に入っている。大丈夫と言い聞かせて、ぼんやり日常に戻っていく。